美学の結晶「36」
「とっておき本格シュトレン36」、写真のとおり、試作を重ねております!12/5のシュトレン講習会では作りやすいレシピをお伝えしようと思い、鋭意レシピを開発中です。
手間暇かけた妥協ナシのレシピだと、それだけ作るハードルが高くなってしまうので、変えてもいい点、これだけは守りたい点が何なのかを考えてのアレンジになります。
つまり、、、いわゆる私が自分で作るシュトレンに何を求めているか、ある意味美学を投影した作品が「オリジナルアレンジレシピ」になるわけです。
大切にしているところは、
「作るハードルを下げること」
「自分で中身を自由に変えられることこそが自作シュトレンの醍醐味であると伝えること」
「少ないイースト」
「36のリッチ感、とっておき感」
この4つです。
シュトレンと検索すると分かるように、けっこうお店によってシュトレンって違います。クリスマス時期に出回ってる枕みたいな形の、粉砂糖のかかった、ドライフルーツが入ってる薄切りにしてちびちびゆっくり食べるパン。ここを守っている以外は中にどんな果物や木の実が入っていようがけっこう自由みたいです。
ならば自分で好きなフルーツを入れればいい。どんな種類にするかどれくらいの量を混ぜ込むかは自由。うちの下の子がクルミが苦手なので違う実を入れるのももちろんアリ。
また、漬けこむ酒を変える楽しみもあります。昨日ラム酒を買いに行くと、ラム酒だけでも7.8種類もあり、ニヤニヤしながら選びました。ラム酒以外にもブランデーに漬けるもよし、オレンジピールをふんだんに使うならコアントローに漬けるもよし。個人的には奈良漬けを入れたシュトレンもいつか作りたいと思っています。そんな楽しみ方ができるのは自分で作るからこそです!漬ける日数を変えることで、お酒の香りすら熟成していきそうですよね🎶
そして少ないイースト。これもパンの大冒険では一貫してこだわっているポイントです。イースト臭に邪魔されない、粉の風味がより味わえるパンはシュトレンでも同じです。
そして最後に謎のワード、36。これ、実はシュトレン全重量における具材(ラム酒込み)とマジパン(これは外せませんよ〜、マジで美味しいので!マジパンのマジはそれ?!いや、ちゃうよな)の重量の占める割合なんです。36%。
一般には具材入りパンの具材の目安は3分の1以下と言われています。それを敢えて36%に高めているのは、、、クリスマスだから。年に一度、クリスマス時期に食べるとっておきのパンだからこそ、ふんだんに具材を入れたリッチなパンを食べていただきたいのです❣️だからマジパンだってアーモンドプードルを練ってたっぷり入れるのです💕練りながら余りのマジパンをつまみ食いするのも手作りならではの楽しみです😁日にちが経ってマジパンが少し透けた色になったところをフルーツたっぷりのパン生地と一緒に食べるとまた美味しいんです✨
…とまぁ鼻息荒く語ってしまいましたが、このようなこだわりポイントだけはきっちり守り、かつ作りやすい形にアレンジしたレシピを講習会で披露させていただきます✨なのでこのシュトレンの名前は「とっておき本格シュトレン36」なのです。
以上、非常に長くなりましたが私のシュトレンこだわりポイントについて語りました😁あ、スパイスについて書かれてない?それはまた次回に書きます❣️
0コメント